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はじめに [はじめに]

 平成16年4月に国立大学が国立大学法人に移行した。名前が変わったという以上にそこで働く職員の「身分」が変化した。教員にはあまり関係のない話かもしれない。教員は研究業績次第でよりよい研究環境へ移ることが可能であり、ある程度つぶしもきく。
 職員は、大学を退職すると何もない。定年退職でもすれば人の良さそうな老人でしかない。何かできるかと問われて「事務的な事なら」と答えることならできるが、具体的に何ができると言えない。要するにつぶしが効かない職である。
 
 私自身も国家公務員から大学法人の職員として身分が変化した1人である。法人化により今までの公務員体質から民間労働法制に変わったことは、私にとってはありがたいと感じた。

 若い時、どーしても納得がいかないことがあった。
 何故、一生懸命働いている人と怠けている人が同じ給与なのか。「働く事」に対して、何故努力しないのか。人の行動が分からなかった。
 私は、高校を卒業して初めて国家公務員として働き、初めて給与を貰った時の感動は今でも覚えている。働く対価としてお金を貰うなら、自分の働くことに対する価値に納得できるようにしようと。

 世間でいうどうしょうもない職員も居るが、実直で従順な職員が大半を占めているのも事実である。
 景気の良い時、同じようなサービスを提供する民間と比べてびっくりするぐらい安い給与のにおどろいた。行政サービスへの市場価値の低さに少しとまどった。しかし、そんな状況に流されず、一分一秒でも自分の貰っている給与以上の価値を提供してやろうと努力した。単なる見栄っ張りな性格をそのまま仕事に生かしただけだが。

 ただ、今は、公務員ではない民間と同じであり、より創造的により柔軟に頭を切り替えないといけない。その思いを持ってこのブログを書いていこうと思っている。

 今後は次のカテゴリーで書いていこうと思う。
  ①用語解説(私見)・・・・テーマについて自分なりに調べたことを書くこと
  ②現状報告(私見)・・・・テーマの内容について、働いてる職場の状況を書くこと
  ③改善提案・・・・・・・・大学職員の能力や組織が改善するような提言
  ④雑感(愚痴・不満等)・・働いている中で思っていること。(一番多いかも)

 当然内容は、個人的な見解でありますが、参考文献等の引用があれば明示したいと思います。また、これを見て参考になったり、私と同様に思うことがあればコメントをいただければと思います。でも批判されるとへこみます。
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