職員の能力アップ研修 [改善提案]
1.国立大学職員に足らないと感じる能力
法人化前の数年間、教員のいない組織で働いていました。
自らが考え、責任を持ち、判断するそんな仕事をやっていました。
仕事がおもしろく、やりがいがあり、プライドを持ってやっていました。
法人化になれば、巨大な組織の中でもっとおもしろい仕事ができるのでないかと考えて異動したのですが、現実は異なっていました。
過去の経験からこんな事務能力があればより効率的にできるのではないかという思いで提案してみたいと思います。
足らないと感じる能力
①資料を端的に説明できる能力
(例えば、本省から送られてきた資料を数分で読み必要な情報を上司に報告できる能力)
②資料をまとめられる能力
(例えば、A4、1枚に簡潔に整理した資料が作成できる能力)
③あらゆる視点で考えられる能力
(例えば、顧客の視点、従業員の視点、経営者の視点で仕事を考えられる能力)
大学に流れる時間はゆっくりしている。
仕事をする時間はとてもゆっくり流れているような感じを受ける。
なぜ、その程度の仕事に何日もかかるのだろう?と多くの職員の仕事ぶりを見ていると感じる。
何故、スピードを重視しないのか?
ゆっくりと丁寧に仕事をする姿がもどかしい。
ミスなく仕事をすることは大切だと思う。
だけど、要点を伝えれば終わる仕事に対して、無駄な時間を費やし無駄な資料を作り続ける状況には怒りすら感じることもある。
確かに、上司もスピードを求めていないかもしれないし、細かいミスの方が気になる人もいる。内容ではなく形が大切なのかもしれない。
ただ、時間外労働が増してくるような気がする。俺だけだろうな・・
2.能力アップ研修
私が足りないと感じる能力を向上させる研修を提案したい。
一番いいのは、仕事自体がそういう能力を必要とする場になればよい実践の場としていいのだけど難しいだろう。
そのため、次のような研修を提案したい。
①「資料を端的に説明できる能力」は、
資料等を2〜3分程度読み内容を皆の前で説明してもらうという研修。
資料は行政文書とし、
①いつまでに、②何を求めているのか、③誰がどのような目的で、
④我々はどうすべきかなどがきちんと説明できているかを競ってもらえればなお良い。
評価シートを使い説明者の弱点を整理してあげられれば研修効果も上がると思います。
この研修は、行政文書を読慣れていれば、3分程度あれば長めの文書でも簡単に説明できます。
というよりできて当たり前。
説明するという機会が少ないと感じているので、こういう研修は事務業務全てにおいて活用できると思います。
②「資料をまとめられる能力」は、
①で行った研修の文書作成版です。
説明できるなら資料も出来るはずです。
俗にいう「ポンチ絵」の作成能力にも繋がると思います。
ただ、本省からくるポンチ絵は、図より文書の方が多く、正直あまりできがよいとは言えません。
一方、法令等の概要版などは、かなり端的にまとめられています。
特に説明用のパンフなどは誰が見ても分かりやすく能力の高さを見ることができます。
文書作成能力はかなり重要です。
研修としては、資料を見ながら10分から20分程度で作成するというものでよいと思います。
③「あらゆる視点で考えられる能力」は、
研修としては、ディベートをするぐらいしかないと思います。
テーマを決めて議論することが一番いいと思います。
例えば、上司を納得させるためにあらゆる視点から話をする。
そんなイメージですが、適当な話をするのではなく、自ら調べ検討し、その上で話をする。
あらゆる視点とは、自分で想定するということであり、いろんな可能性を探し検討するということです。もちろんこれも短時間で考え、判断し、調べるということを念頭においてください。
3.実現可能性とその後
研修自体は、単純でいつでもできるものです。
用意する物も特別なものはいりません。
新しい行政通知等を活用すればできます。
人数も時間も自由です。
ただ、評価し、アドバイスできる人材は必要です。
それにやる側がその能力が必要であると感じるかという基本的な問題があります。
仕事をすることに時間という感覚があるかどうかです。
私自身は、仕事にスピード感を求めています。
しかし、自己満足でしかないとも周りをみていると感じます。
早く処理し、再確認し、早く帰る。
そんなポリシーを持って仕事をすると給与は少ないです。
昔、大学職員の時間外労働は生活給の一部だと言った方がいました。
その時はまさかと思っていましたが、確かに無いと生活は苦しいです。
プライドが邪魔してだらだら仕事ができませんが、時間外労働ができれば家族で外食の1回はできるなぁと思います。
法人化後、様々な勉強をして多くの試験を受けそれなりの資格も取得しました。
また、多くの大学職員以外の方との交流も行いました。
そこで話される大学職員の話に良い話は少しもありませんでした。悲しい事実です。
試験合格者で構成されている大学職員。
中小企業の労働者よりもともとの資質は高いと思います。
しかし、現状はどうだろうか?
仕事に生き甲斐やプライドを持てているだろうか。
昇任に公平性はあるだろうか?
優秀な人は何が優秀なのか周りの人間が理解できているだろうか?
法人化前と今では何か変わっただろうか?
変わって欲しいけど、変わらないことを望む人が多いのが現状だと思います。
法人化前の数年間、教員のいない組織で働いていました。
自らが考え、責任を持ち、判断するそんな仕事をやっていました。
仕事がおもしろく、やりがいがあり、プライドを持ってやっていました。
法人化になれば、巨大な組織の中でもっとおもしろい仕事ができるのでないかと考えて異動したのですが、現実は異なっていました。
過去の経験からこんな事務能力があればより効率的にできるのではないかという思いで提案してみたいと思います。
足らないと感じる能力
①資料を端的に説明できる能力
(例えば、本省から送られてきた資料を数分で読み必要な情報を上司に報告できる能力)
②資料をまとめられる能力
(例えば、A4、1枚に簡潔に整理した資料が作成できる能力)
③あらゆる視点で考えられる能力
(例えば、顧客の視点、従業員の視点、経営者の視点で仕事を考えられる能力)
大学に流れる時間はゆっくりしている。
仕事をする時間はとてもゆっくり流れているような感じを受ける。
なぜ、その程度の仕事に何日もかかるのだろう?と多くの職員の仕事ぶりを見ていると感じる。
何故、スピードを重視しないのか?
ゆっくりと丁寧に仕事をする姿がもどかしい。
ミスなく仕事をすることは大切だと思う。
だけど、要点を伝えれば終わる仕事に対して、無駄な時間を費やし無駄な資料を作り続ける状況には怒りすら感じることもある。
確かに、上司もスピードを求めていないかもしれないし、細かいミスの方が気になる人もいる。内容ではなく形が大切なのかもしれない。
ただ、時間外労働が増してくるような気がする。俺だけだろうな・・
2.能力アップ研修
私が足りないと感じる能力を向上させる研修を提案したい。
一番いいのは、仕事自体がそういう能力を必要とする場になればよい実践の場としていいのだけど難しいだろう。
そのため、次のような研修を提案したい。
①「資料を端的に説明できる能力」は、
資料等を2〜3分程度読み内容を皆の前で説明してもらうという研修。
資料は行政文書とし、
①いつまでに、②何を求めているのか、③誰がどのような目的で、
④我々はどうすべきかなどがきちんと説明できているかを競ってもらえればなお良い。
評価シートを使い説明者の弱点を整理してあげられれば研修効果も上がると思います。
この研修は、行政文書を読慣れていれば、3分程度あれば長めの文書でも簡単に説明できます。
というよりできて当たり前。
説明するという機会が少ないと感じているので、こういう研修は事務業務全てにおいて活用できると思います。
②「資料をまとめられる能力」は、
①で行った研修の文書作成版です。
説明できるなら資料も出来るはずです。
俗にいう「ポンチ絵」の作成能力にも繋がると思います。
ただ、本省からくるポンチ絵は、図より文書の方が多く、正直あまりできがよいとは言えません。
一方、法令等の概要版などは、かなり端的にまとめられています。
特に説明用のパンフなどは誰が見ても分かりやすく能力の高さを見ることができます。
文書作成能力はかなり重要です。
研修としては、資料を見ながら10分から20分程度で作成するというものでよいと思います。
③「あらゆる視点で考えられる能力」は、
研修としては、ディベートをするぐらいしかないと思います。
テーマを決めて議論することが一番いいと思います。
例えば、上司を納得させるためにあらゆる視点から話をする。
そんなイメージですが、適当な話をするのではなく、自ら調べ検討し、その上で話をする。
あらゆる視点とは、自分で想定するということであり、いろんな可能性を探し検討するということです。もちろんこれも短時間で考え、判断し、調べるということを念頭においてください。
3.実現可能性とその後
研修自体は、単純でいつでもできるものです。
用意する物も特別なものはいりません。
新しい行政通知等を活用すればできます。
人数も時間も自由です。
ただ、評価し、アドバイスできる人材は必要です。
それにやる側がその能力が必要であると感じるかという基本的な問題があります。
仕事をすることに時間という感覚があるかどうかです。
私自身は、仕事にスピード感を求めています。
しかし、自己満足でしかないとも周りをみていると感じます。
早く処理し、再確認し、早く帰る。
そんなポリシーを持って仕事をすると給与は少ないです。
昔、大学職員の時間外労働は生活給の一部だと言った方がいました。
その時はまさかと思っていましたが、確かに無いと生活は苦しいです。
プライドが邪魔してだらだら仕事ができませんが、時間外労働ができれば家族で外食の1回はできるなぁと思います。
法人化後、様々な勉強をして多くの試験を受けそれなりの資格も取得しました。
また、多くの大学職員以外の方との交流も行いました。
そこで話される大学職員の話に良い話は少しもありませんでした。悲しい事実です。
試験合格者で構成されている大学職員。
中小企業の労働者よりもともとの資質は高いと思います。
しかし、現状はどうだろうか?
仕事に生き甲斐やプライドを持てているだろうか。
昇任に公平性はあるだろうか?
優秀な人は何が優秀なのか周りの人間が理解できているだろうか?
法人化前と今では何か変わっただろうか?
変わって欲しいけど、変わらないことを望む人が多いのが現状だと思います。
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